2本目は秋の浜の沖に向かって右手の方へこのエリアでは1.5mのウミトサカの群生地帯があり1本目の環境とはまた違った秋の浜を見る事が出来ます。ワイドの写真を撮りたいとリクエストしたまでは良かったのですが・・・フィルムを入れ忘れ・・・次の日、鎌倉の大仏を見に行くまでその事に気づかず・・・撃沈。自分のバカ!!皆さんダイビング前の睡眠は十分とってくださいね。という訳でワイドの写真はありません。自分の頭の中では今でもシャッターを切った画が残っていますが・・・スンマセン。マクロでお楽しみください。

フィルムがない事に気づかず・・・ワイドをバシバシ撮りながら泳いでいくとちーちゃくてめっちゃ可愛いキンギョハナダイの群れをワンショット。ゆらゆらゆれるカラマツの上にオランウータンクラブ!!体中にモケモケしたこれまたオランウータンにそっくりなカニをGET!!カラーリングも容姿もホントそっくりです。
キンギョハナダイ
オランウータンクラブ

ウミトサカエリアに到着しトサカをフィッシュアイでバシバシ撮って・・・川口さんがブリーフィングで紹介してくれたクダゴンベを気合で見せてくれました。けっこうここのクダゴンベは動くみたいです。深場のトサカに2匹待っててくれました。やっぱクダゴンベは赤白がキレイですね。フラッシュがあたるたびに横へステップしていました。ビックリさせてごめんちゃい!トサカのオレンジ色もいいですよね。
クダゴンベ
クダゴンベ

そのあと深度を浅くしながらクマノミの幼魚を撮りました。幼魚時代の魚達はどの子もとても可愛いのですがクマノミはやっぱ可愛いですよね。やさしいイエローの色合いとあどけない瞳はいつ見てもレンズを向けたくなりそして撮っちゃいます。そういえばニモ始まりましたね。早く見に行かなければと思っています。ディズニー映画は見た事はないのですがこの映画はひかれますね。ストーリも気になるしいつも見る魚達も沢山出ているようですね。、親父のマーリンの事も気になるので絶対見に行こーおっと!!
クマノミ幼魚
クマノミ幼魚

ハナタツの違う個体を教えてもらいバシバシ。次から次へともう脱帽です。
ハナタツ

伊豆大島初記録種!!イソバナガニ!!矢印の先にいるカニです。イソバナを宿主にし体の体色、形状は枝と黄色のポリープにス−パ−そっくりです。以前は八丈島以南にしかいないとされていた種で今年川口さんが見つけたそうです。「すげ−すげ−」と水中で連呼しちゃいました。「なんで見つけれるんや−」とかってに関西弁になっちゃうくらい興奮度指数のレッドゾーンを振り切っちゃいました。やっぱホームグラウンドを潜りまくるからこそ小さな変化や発見があるんでしょうね。俺ももっと潜らんとあかんな−←(関西弁なんでやねん)
イソバナガニ&川口さんの人差し指
イソバナガニ(拡大)

次の日は朝一秋の浜へ行ってきたのですがこれまた・・・寝坊とカメラトラブル・・・写真は川口さんに貰ったのをご紹介します。見たものはこれまたアンビリーバボー!!ハナタツ・イロイザリウオ・クマドリイザリウオ・クマドリイザリウオYG・フリソデエビペア・ウミテングと短時間で激アツな早朝でした。朝食後「野田浜」へ潜りに行きました。アーチとハマフエフキ・キンギョハナダイ・テングダイなどの魚達とダイナミックな地形が楽しめます。

「なんだこのやろう!」って感じのイロイザリウオに白とオレンジの縁取りが可愛いクマドリです。伊豆のアイドルフィッシュですね。イザリウオの写真はけっこう岩がバックの写真が多いのですがブルーを入れると海が強調されさらにアイドルのパワーが出ますね。
イロイザリウオ
クマドリイザリウオ

岩の奥から現れたのはフリソデペアでした。振袖にそっくりなハサミはいつみてもこれまた優雅です。いいポジションで見れましたがけっこう今年はフリソデの当たり年みたいですよ。
フリソデエビ
フリソデエビ ペア

野田浜へ移動し幼魚を観察ミヤケテグリの幼魚は親指の爪ぐらいのサイズでミノカサゴはよく越前で見るサイズでした。幼魚は岩の奥やオーバーハングが大好きですね。幼魚は発色もキレイでサイズ共に可愛いっすね。
ミヤケテグリ幼魚
ミノカサゴ幼魚

親指ぐらいのアカマツカサの幼魚は行ったり来たり岩の奥でうろちょろしレンテンヤッコはソラスズメより小さくじっとこちらの様子を伺っていました。早く大きくなってもっとキレイな紫色を見せてね。レンテンヤッコは日本の固有種(日本にしかいない魚)ですよ。日本にも世界に誇れる魚たちがたくさんいるんですよ。日本の魚を覚えてあげてね。けっこう種類はいるしキレイな魚が多いんですよ。
アカマツカサ幼魚
ソラスズメダイとレンテンヤッコ幼魚

あっという間の伊豆大島でしたがトラブルあり感動ありの衝撃のある調査ダイブでした。それにしても改めて大島バーディの川口氏の眼力のすごさにど肝を抜かれ伊豆大島の環境の素晴らしさに触れられこれは必ずゲストにも味わせてあげたいと思いました。伊豆大島すごい!魚・エビカニ・ウミウシ・ソフトコーラル・と黒潮パワーを真に受けました。2004年2月東京観光ツアー付き大島ツアー是非ご参加ください。水中生物の素晴らしさを必ず伝えて見せます。フィッシュウォッチャー・フォトダイバー・ビデオダイバーには特にお奨めいたします。もちろん見せます。撮らせます。感じさせます。感動の伊豆大島の海を・・・

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